謹んで新年のお喜びを申し上げます。
本年も皆様にご満足頂けるよう精進して参りますので、本年も変わらぬご愛顧のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。

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今月の仏教俳句歳時記

日の光今朝や鰯のかしらより 蕪 村

 鰯のかしらは、大晦日の日、追儺の行事として柊に鰯の頭をつきさし門口に挿す習俗を意味するという。また、次のように解釈する説もあります。
「正月元旦の句である。古来難解の句と称されているが、この句のイメージが表象している出所は、明らかに大阪のいろは骨牌ガルタであると思う。東京のいろは骨牌では、イが『犬も歩けば棒にあたる』であるが、大阪の方では『鰯の頭も信心から』で、絵札には魚の骨から金色の後光がさし、人々のそれを拝んでいる様が描いてある。筆者の私も子供の時、大阪の親戚(旧家の商店)で見たのを記憶している。或る元日の朝、蕪村はその幼時の骨牌を追懐し、これを初日出のイメージに聯結させたのである」
(萩原朔太郎『郷愁の詩人 与謝蕪村』)
     

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