再刊

[檀用]撥遣・開眼作法 付/特殊表白作例七題

価格(税込)
6,380

編著
新開真堂(著)
体裁1
折本(160×114ミリ)
体裁2
緞子装本、帙入、72頁
ISBN
9784-88414-039-7
発行日
2003年06月

本書について

 特に慇重の誠を尽くすべき撥遣・開眼作法。
簡略にして要を得た作法次第と流麗かつ懇切丁寧な表白文例七篇を付した便利な一冊。

本書の特色

*本書収載『墓碑撥遣作法』は《建替》《修復》 《移転》《合祀》等に応じた格式高い表白文が挿入された簡便で丁重な作法次第。
*併催の『仏壇・墓碑等開眼作法』にも同様に《墓碑建立・修復》《位牌造立》《仏壇新調》等に相応しい懇切な表白が付されています。
*さらに流麗荘重な表白例文七篇を収載。

本書の内容

【作法次第】
墓碑撥遣作法私、仏壇・墓碑等開眼作法私

【表白文例】
修行大師像開眼法要表白の文/梵鐘新鋳撞き初め法要願文/無縁墓地整備の為めの撥遣作法表白/無縁塔開眼供養表白の文/境内の老松を伐採せんが為めの撥遣作法表白/六地蔵尊修復(改造)の為めの撥遣作法表白/六地蔵尊修復完成(五輪ノ宝塔建立)開眼作法表白

新開真堂大僧正の御教え

 今は亡き新開真堂大僧正(元大覚寺ご門跡)は、昨今では稀少な事教二相に通じた生粋の真言宗僧侶であられました。編集子は十年弱のお付合いの中で様々なご高話を拝聴できたことを真に有り難く忝く思っておりますが、その一端として本書の最終校正の折に能化様のご自坊である真観寺庫裡の一室で賜ったご教示を紹介しておきます。
『撥遣作法と開眼作法は共に密教作法の中で重要なものですが、殊に撥遣作法は慇重に取り扱わねばなりません。何故なら開眼作法は法要時に少々の遺漏や不備があっても、僧侶なら毎日の勤行や行法、檀信徒なら折々のお勤めで、徐々にご尊像なりご先祖様なりへのご供養が積み重なりますが、撥遣ではそういうわけにはいかないからです。
 本書の表題を「撥遣・開眼作法」と、撥遣を先に置いたのも、そんな事情を配慮してのことです。
 撥遣作法が厳重に行われなければ、ご尊像ならこれまでの御徳力への報恩の念をお伝えすることができないまま宙に浮いた状態となり、延いてはお寺としての加持力にも影響することになります。これは寺院としてはかなり深刻な事態を招くと言わなければなりません。また墓碑やお仏壇の撥遣作法がお座なりになると、先祖代々の仏果増進の為の廻向に不備が生ずることにもなりかねません。
 と言っても何も殊更に構えた法要を行う必要があるわけではなく、ご尊像であれば檀家総代や有志の方々を招き懇ろな撥遣作法を行えばよいのですし、墓碑やお仏壇等なれば、必ず当事者参列のうえで丁寧な礼拝を為せばよろしいのです。
 最も気を付けなければならないのは、手慣れた作法のつもりで、安易な気持ちのまま撥遣作法を行うことです。』
(青山社編集部M生)