辯才天法〈中院・三憲〉

価格(税込)
9,504

編著
北野宥範(編)
体裁
折本(145×105ミリ)
体裁
緞子装本、170頁(両面刷)
ISBN
9784-88414-140-0
発行日
2012年6月

本書について

 智慧と辯才の天尊として祀られる辯才天の十八道立次第を 中院・三憲の両流で編纂。

博く崇敬される辯才天の如法供養法

 辯才天は河の神、または音楽・智慧・辯才を司る神として古くより人々の尊崇を博く集め、寺院において祀られることの非常に多い天尊である。その称号については、辯才天の他に妙音天・美音天・大辯才天とも呼ばれ、特に福徳を与える天尊として知られている。『大日経疏』では妙音を男天、辯才を女天とするも、『最勝王経大辨才天女品』『大随求経』『不空羂索経』等では天女とされる。

本次第について(「解説」より抜粋))

【辯才天法中院・三憲】
 表白・道場観=三宝院流、中院流ともほぼ同じものだが、読み方に些少の異同がある。本尊讃=三宝院流では本尊讃として「天龍八部讃」を用いるが、中院流では本尊讃は唱えない。
 礼佛=三宝院流は漢号、中院流は梵号にて唱える。本尊加持=本尊加持の根本印は『大日経密印品』に出る印で、印解文にもあるように琵琶を弾ずる形を表す。なお『陀羅尼集経十一』に別の印を出すが、本次第では用いない。
 散念誦=三宝院流の散念誦では釈迦・閻魔・法施等を誦すが、中院流は本尊のみである。なお、法施として辯才天所依の経文を唱えるときには巻末の経文を参照のこと。

【辯才天略念誦法】
 檀信徒への加持法および出張先等での速疾法として用いられたい。

【辯才天摩尼秘法―私】
 この作法は短いものであるが、本来は高野山の座主や東寺の長者といった高僧に相承されてきた秘法である。辯才天の一印(秘印)を修するところに深旨があり、日々行ずることにより行者の福徳と功徳力を増すのはもちろん、辯才天法極略作法として、信徒の福智増長や学業成就の利益を祈念するのによい。