[中院/三憲] 千手法 付-蓮華王秘印加持法

価格(税込)
9,504

編著
山路天酬(編)
体裁1
折本(160×114ミリ)
体裁2
緞子装本、帙入、本紙鳥の子紙
発行日
2007年09月

本書について

 中院流と三宝院流の一尊法を、印図・印解文・観想文を付して折本両面に配した次第集成。好評『[中院/三憲]諸尊法集成(1)ー薬師法 付-瑠璃光加持法』に続く第二弾。編者私案による蓮華王秘印加持法を初めて収録!

【一期の悉地を願って】山路天酬

 千手千眼観自在菩薩、いわゆる千手観音は十一面観音と並んで圧倒的な信仰を集め、平安時代には特にこの尊を蓮華王(観音の王)とする気運が広まった。
 筆者は「千手法」を供養法とした千手護摩を開山以来二十五年間、寺に居る限り欠かしたことはない。自坊の三宝院流憲深方(三憲)はもちろんのこと、他流に潤色し、口訣を仰ぎ、なお工夫を重ねている。時に如意宝珠法を合行し、時に二十八部衆法を私案し、求法の道は倦むことがない。病者加持にあたっては特に自作法を試み、これを「蓮華王秘印加持法」と称している。
 本書では択一に迷いつつも、これを公開し、諸師への便宜を計った。意楽の作法としてお役に立つなら、法幸これに過ぎるはない。
 筆者はいま、修法における新たな機縁に触れつつある。重々帝網に自他の隔てなく、その境界に少しずつ入りかけてきたようである。かつて、峰渡る風や谷走る水に如来の声を聞いた。蓮華の花弁や中台に菩薩の光を見た。そして時移り、わが心月輪にこそ、その燦然とした姿を観じるのである。仮にも真言行者たるや一期の悉地を願わぬはずはない。
 いま、蓮華王の加持に新たな門出を託されたい。まずは法灯の次第からである。