真言行者日用作法集〈巻三〉供養・回向篇

価格(税込)
9,072

編著
北野宥範(編)
体裁1
折本(160×114ミリ))
体裁2
緞子装本、130頁(両面刷)
ISBN
9784-88414-090-8
発行日
2008年11月

本書について

 好評シリーズ真言行者日用作法集の第三弾!!
 待望の「供養・回向篇」は実践的な次第を集めました。『真言行者日用作法集』の第三巻は、「供養・回向篇」と銘打って日常の様々な場面で修法することの多い作法次第を収載した。真言行者にとっては「供養・回向」も「加持祈祷」と同じく、不断の事相の研鑽と行法の積み重ねによる法力と功力が試されるものであることは間違いない。「亡者」といい、「畜類」といい、また慈悲行である「放生」といい、一切有情の得脱を満ずる祈りの対象であるからである。人形等の供養も、そこに籠められた執着を断つことが同時に回向となることを理解する必要があろう。

本書の内容

【亡者供養法】
「亡者」とは何かについて、ここではまず遺族の気持ちの中に、故人の成仏について腑に落ちない気がかりが有る場合、また非業のの死を遂げた方々や、行方不明者といったイメージを念頭においている。ただし同時に衆生の無明・煩悩を清浄ならしめる先祖供養のための回向作法にもなるように心がけたつもりである。

【畜類供養法】
昨今のペットブームの影響で、愛犬や愛猫のための供養の依頼が多くなったことにちなんで、畜類の供養法を編んでみた。ただし飼い主の意向に阿(おもね)ったり、迎合したりすることのないよう、真言行者としての立場を失わない作法となるべく注意した。飼い主のペットを想う気持ちを慈悲行として育て、仏法布教のための場となる法要が必要とされるのである。

【放生会次第】
さまざまな場面で「いのち」の大切さが説かれる現代、仏教において古くから修されている「放生会」をもっと普及させることが望まれる。ここでは表百の中で仏の大慈大悲の現れとしての放生の施行について述べてみた。檀信徒と共に法会を行ずる喜びは格別なものがある。

【人形等撥遣供養法・筆等撥遣供養法・縫針等撥遣供養法・箸等撥遣供養法・玩具等撥遣供養法】
自坊の年中行事として人形供養や筆供養等の行事を定着させることも、布教の方便として大切なことであろう。五種の撥遣供養法略さずに一つ一つ載せた。