光明真言法〈中院・三憲/私記〉

価格(税込)
9,504

編著
北野 宥範(編)
体裁1
折本(160×114ミリ)
体裁2
緞子装本、160頁
ISBN
978-4-88414-164-6
発行日
2014年09月

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本書について

 光明真言の滅罪生善の功徳を讃嘆供養し、併せて行者の法力と信徒への加護を増進するための自行次第、中三両流にて刊行。

本次第の特長

  • 光明真言法の普及を願って中・三両流の十八道立の自行次第を編纂。
  • 檀信徒と共に厳修できる最略土砂加持作法を併載。
  • 少人数の職衆で修法できる光明三昧法則を付す。
  • 光明真言法の要諦を説く解説を巻末に掲載。
  • 本次第の構成

  • 光明真言法〈中院・三憲 私記〉
  • 最略土砂加持作法
  • 光明三昧法則
  • 修法解説
  • 光明真言と加持土砂の功徳(解説より抜粋)

     『光明真言法』は胎蔵大日如来を本尊とし、光明真言に具わる滅罪生善の功徳力を讃嘆供養するための行法である。光明真言の功力を知らない者はいないだろうが、進んで『光明真言法』を行ずる行者は少ないのではないか。編者は日頃からこの行法の普及を願う者であるので、この度、中院・三憲両流の次第を両流聖教に準じつつ、師伝を交えながら編んでみた。「私記」と銘打った所以である。口伝についてはいずれ伝授の機会を待つことにしたい。
     光明真言法の本拠は菩提流支訳『不空羂索経・灌頂真言成就品』並びに不空訳『不空羂索光真言経』の二経で、前者には「爾の時、十方一切刹土三世一切如来毘盧遮那如来一時に皆右の無畏手を伸べて清浄蓮華明王の頂きを摩し、同じく不空大灌頂光真言を説いて曰く」とあるが、この「不空大灌頂光真言」こそ光明真言のことであって、これに拠り「右の無畏手を伸べる」五色光印を光明真言の印契とする。
     後者の『不空羂索光真言経』には「若し衆生有って随所に此の大灌頂光真言を聞くを得れば一切の罪障を除く」とあり、また「若し衆生十悪五逆四重の諸罪を造り身壊命終(しんねみょうじゅう)して諸悪道に堕するに、この真言を以て土砂を加持すること一百八遍して亡者の死骸の上或いは墓上に散ずれば、(中略) 亡者地獄中或いは餓鬼中に堕すといえども、不空毘盧遮那如来真実本願大灌頂光真言加持土砂の神通威力を以て、即ち光明の身に及ぶを得て、諸々の罪の報いを除いて所苦の身を捨て、西方極楽国土に往いて(後略) 」とある。
     光明真言および加持土砂の功徳力は、ほぼ右の経文に語り尽されているといってよい。(以下略)

    光明真言法の種字と五色光印(『密教大辞典』より要約)

     本法の種子は胎蔵大日の種子「アーク」とするが、これ五点具足の阿字にして五色の光明を具す故である。他に「アン」字を種子とする伝もあり、この場合は百光遍照中央の字を表す。また金界大日・不空羂索・阿弥陀を本尊とするときにはそれぞれの種子を用う。本尊加持の印明は外五股印と五字明、並びに五色光印と光明真言を用いる。五色光印と光明真言の典拠が菩提流支訳『不空羂索経・灌頂真言成就品』にあることは前述したので、外五股印と五字明について述べると、まず外五股印は金界の智、五字明は胎蔵の理を表して理智不二の深旨を示す。また『瑜祇経序品』に外五股印を五智光明峯印と名づける如く、外五股印の五峯より各々一光を放ち五道(六道から修羅道を除く)の暗黒を照らすと、五道の有情この五色光明に触れて離苦得楽し、五字明の功力を加えて滅罪生善を得せしめるのである。