[仏教百事問答]塵添壒嚢鈔〈抄訳〉

価格(税込)
8,208

編著
青山社編集部(編)
体裁
A5判、420頁
ISBN
9784-88414-033-5
発行日
2003年01月
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本書について

 原著は室町時代の百科事典。20巻。天文元年(1532)成立。観勝寺行誉編『壒嚢鈔』〔文安三年(1446)成立〕に『塵袋』から選出した201項を増補して、仏事の起源、諸宗と寺院の縁起、和漢の故事・故実などを解説。
 内容は大半が問答形式で、「素問(在家の質問)」と「緇問(出家の質問)」の二部に分かれ、「素問」は和漢の故事・故実、国字・漢字の意義・語源等の項目549条、「緇問」は仏教・仏教史に関する項目188条を収める。仏教のみならず、和漢の様々な故事由来を知る「知恵袋・もの知り事典」としてよく知られ、今日でも、仏教から国文学・日本史に至るまで、幅広い分野で利用されている。
 本書は、特に仏教に関わる238項目を抄訳し、新たに内容別に分類し、三部構成とした。現代語訳によって平易に読むことができ、語註を付して理解の便を図る。また索引付きなので、調べたい事項をすぐ探せるよう編集。

本書の内容

【仏教・仏事由来 篇(全109項)】
仏教公伝の年/日本の出家受戒のはじめ/日本の戒壇のはじめ/得度の意味/きびしかった僧侶の試験/日本の僧階のはじまり/日本の仏像のはじめ/仏塔のはじめ/仏閣や僧の住居を寺という因縁/祇園精舎建立の縁起/後七日御修法/二間の観音供/修二月会の由来/灌仏会のはじめ/安居の由来/仏名会の縁起/四箇法要のこと/声明のはじめと魚山の由来/万灯会の由来/灯明は朝になれば消すべきか/仏前に造花を献じてもよいか/仏堂に幡や花鬘を懸けるいわれ/流灌頂の意義/桃・柳などの下では施餓鬼をしないこと/彼岸の因縁/盂蘭盆のこと/お経は畳の上に置くべきではないこと/写経と印経と、どちらが功徳があるか/お経は音読と訓読と、どちらが勝れているか/五部の大乗教に異説があること/お経の紙はなぜ黄色か/お経を唄葉の文というわけ/在家は真言を読んではいけないか/曼荼羅は種子と尊形のどちらが勝れているか/木像の両界曼荼羅のこと/毘沙門天の腹の鬼面は何か/本尊の左右により脇士は持ち物の位置が違うこと/多宝塔の釈迦と多宝の配置/一搩手半はどれほどの長さか/仏十号のこと/如来の意味/全身舎利と砕身舎利の違い/本尊の意味/多聞天の聞の字/四天王がいる所/諸寺の門に立つ仁王の名/十六善神の名と大般若の本尊/弥陀の像を髪の中に入れて往生した例/臨終の時の阿弥陀の五色の糸/葬法について/高野山に納骨するいわれ/位牌のはじまり/忌中は三月を越えるべきではないか/阿育王は一日で八万四千塔を立てたか/釈尊の出家の作法/釈尊が出家するまでの話/周羅髪とは何か/僧が黒衣を着るようになったわけ/出家を釈子ということ/僧を沙門ということ/僧を竜象ということ/上人と聖人のちがい/羊僧とは/沙弥の意味/自分に合ったことを学ぶべきこと/僧は神明を礼拝すべきではないか/僧は金銀などの宝を蓄えてはいけない/僧の職位の区別/三綱のこと/内供奉とは/綱所の名は所によるべきこと/童子ではないのに堂童子というわけ/出家者は俗姓を用いないこと/経を開く時の紐の収め方/華を捧げる本説のこと/施主を檀那というわけ/除病に般若心経をよむいわれ/厄除けに十一面観音を祀る因縁/僧でも霊病には験者の助けを必要とすること/病を防ぐ方法/比丘の食事の分量/比丘の六物と袈裟の種類/楊枝を用いる功能/唱門師のこと/草木を伐採する罪/草木も成仏するか/人が皆持つ五つの怖れ/無六識とは/越三昧耶とは/菩提心の意味/五蔵とは/五乗とは/五天竺のこと/法顕三蔵のインド求法の旅/明恵上人の渡天を春日大明神が留めたこと/不妄語の功徳/八福田のこと/八功徳水のこと/十大弟子のこと/三界のこと/四州とその住民の寿命/三明六通とは/七方便のこと/七衆とは/七僧法会のこと/六斎日の因縁/八王日とは/日本に仏法が伝来したのはいつか

【諸宗・諸寺縁起 篇(全58項)】
日本の諸宗―三論宗/法相宗/華厳宗/律宗/天台宗/真言宗/倶舎宗と成実宗/浄土門のこと/禅門のこと/日本最初の仏閣と勅願寺/天王寺のこと/元興寺のこと/大安寺のこと/法華山寺のこと/薬師寺のこと/東大寺の縁起/興福寺の縁起/延暦寺の縁起/園城寺の縁起/東寺のこと/神護寺のこと/高野山の開創と大師の入定/室生山のこと/仁和寺のこと/醍醐寺と聖宝尊師/観勝寺の縁起/比叡山の根本中堂/鞍馬寺の縁起/鴻臚宮とは何か/弘法大師の出家受戒と法験/神泉苑の祈雨の因縁/六観音とは/六勝寺とは/七観音のこと/七仏薬師のこと/七高山とは/日本にある九品浄土/南都の七大寺/十大寺と十五大寺/南都の三会/二会のこと/西国三十三所の観音/嵯峨の釈迦堂の縁起/善光寺の縁起/白山権現と泰澄法師/熊野権現のこと/清瀧権現のこと/吉野の蔵王権現/東寺の馬瑙の文/大師御影の上の仏の姿/角大師のいわれ/弘法大師と久米寺の大日経/求聞持法はいつ日本に伝来したか/密宗の祖師の忌日と世寿/日本の伝法灌頂のはじめ/東寺の結縁灌頂/真言宗が得に日本で勝れていること/諸経は、いつ説かれたか

【和漢故事・故実 篇(全72項)】
正月はどのように定められたか/年始に餅を賞味するいわれ/お屠蘇のいわれ/節分の夜に豆を打ついわれ/五節句の由来/なぜ十二月を師走というか/布灑星合日のこと/月の中になぜ兎がいるか/日蝕・月蝕の因縁/日月・星宿の本地は何か/本命星のこと/地震はなぜ起きるか/太陽にはなぜ起こるか/没滅の日とは/重陽に吉事をするわけ/八専の日に仏事をしないわけ/支干とは/二十七宿なのに二十八宿とするのは何故/善い夢を見る頌文/魔除けに鍾馗神を祀る因縁/臨終を獲麟というわけ/喪服を「いろ」ということ/碑文のこと/龕の字のよみ方/太神官のこと/宗廟と社稷のちがい/本居の意味/散飯に種々の意味があること/神前に再拝するのはなぜ/物忌のいわれ/竈の神のこと/宇賀神のこと/四神相応の地とは/道祖神とは/天狗とは何か/断食の本説/五夢とは何か/斗帳のこと/五辛のこと/酒は本性をあらわす/乾陀穀子の袈裟/物の分量の単位/形見とは/崑崙とは何か/人間万事塞翁が馬/優曇華のこと/閻浮檀金のこと/甘露とは/平生の意味/清貧の意味/安堵とは/たわごと(多和言)の意味/良久とは/禅宗の種々の名称/字義により音や平仄が違うこと/営の字の意味/濫觴の意味/草創の意味/傍若無人とは/狼藉のこと/雅意に任すとは/指南のこと/師資のこと/宗旨の宗の字義/荷担の字訓のこと/層の字の意味/布施物などを「徹する」の意味/読経の前に「揖する」とは何か/大般若の「生色可染」の意味/十自在とは/漢字にも言霊があること/刹利居士の懺悔(為政者の用心)

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