八大龍王鳴動護摩供 〈付―稲荷大明神鳴動式〉

価格(税込)
9,504

編著
羽田 守快(編)
体裁
折本(160114ミリ)、緞子装本、94頁
ISBN
978-4-88414-165-3
発行日
2014年09月

本書について

 待望の鳴動護摩次第。鳴動法の伝承を願う編者が本尊八大龍王にて編纂した次第と伝統的な稲荷大明神鳴動式を併せて刊行。詳細な解説付き。さらに八大龍王略供、八大龍王七支法も併載する。

鳴動護摩供とは(巻末〈解説〉より抜粋)

 「鳴動護摩供」は古来「鳴り護摩」「鳴動式」などと呼ばれ、神道では「釜鳴神事」として知られる。その際式は神道式の修祓(しゅばつ)を行い、祝詞を奏上するもの、仏式にて心経や真言を唱えるものなど様々である。護摩のような大仰な壇具を用いず、しかもそれ相応の荘厳さをもたらす魅力的な行法だが、儀軌に基づくものでないため口伝や教授のみによって伝えられてきた。
 ところが昨今では、その伝承者が急激に減少してきており、これを憂慮した筆者が何本かを参考にしながら護摩供の心要に習って編集したのが即ち本書である。これも偏(ひとえ)にこの法の伝承を絶やしたくないからであり、本法を修得された諸師がそれぞれの次第を組み立てられることこそ、筆者の願うところである。
 「鳴動護摩供」は本(もと)より俗法ではあるものの、穀物を甑(こしき)のうちに投ずることの理は、壇炉に供物を投入することと全く異ならない。ただ護摩供に於ては、参詣者はその紅蓮の炎に祈念を寄せて、あたかも自ら焼身供養をするにも似た清浄の境地を得るのであるが、本法ではその音声(おんじょう)の響きとの共鳴によって一種の浄化がもたらされるのである。この行法は信徒宅に出向いて修祓を行うことも可能であり、実際にそのようにして実修されている行者も多いと思うが、焔は出ないとはいえ火気を使用することに変わりはない。その点、特に注意する必要があることを言い添えておく。

実修上の注意

 鳴動護摩の場合、点火して湯を沸かしたからといって必ず鳴動するという保証はない。そこがまた神秘の感を誘うところだが、一方では(以下略)

※本書は編者が平素行じている作法を編集したもので、本(もと)より俗法なれば、諸師各々の功夫・私案によって自家薬籠中のものとせられんことを願う。殊に東密の行者諸師におかれては宜しく換骨奪胎して各自流派相応の作法にて修されたい。(編者)

本次第の構成

  • 八大龍王鳴動護摩供(八大龍王略供、八大龍王七支法)
  • 稲荷大明神鳴動式