[読んで納得・知って感嘆]知識の泉

価格(税込)
972

編著
三宮庄二・岩谷千寿子(著)
体裁
新書判・並製・120頁
ISBN
978-4-88414-143-1
発行日
2012年11月
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本書について

 知らないよりは、知っている方が楽しい─
 よく似た言葉や、言い間違えやすい言葉を対句的に挙げて、やさしく解説した82篇の短編集。

諸 言(抜粋)

 「歯牙(しが)にもかけない」といえば無視する、あるいは問題にしない、というふうに解釈するが、「歯牙」だけを取り上げていえば、歯、転じて言葉となる。さらには、歯は前歯を指し、牙は奥歯を指すことを知る。
 こうして検(み)ていくと、熟語の文字には、一つひとつに、それなりの役目・意味がある。言語は文字や音声を用いて、個人の考えや感情を伝えるための記号のようなものであるから、相手が理解すれば、それで済むようなものであるが、せっかく先人が遺してくれたものであるから、一字一句おろそかにしては申し訳ない。
 とはいえ、こむつかしいことは抜きにして、やさしく対句的に扱った語句などを選び出して、この書で触れてみたい。 
 平成二十四年早秋   三宮 庄二

収録内容

【あ】赤旗・白旗/赤門・黄門/アキレス腱・弁慶の泣き所/揚げ足を取る・小爪を拾う/朝まずめ・夕まずめ/あたごさん・あたごやま/頭を捻ねる・首を傾げる/アンカー・しんがり/銀杏・馬酔木/犬・猿/入れ札・赤い武勲章/いんちき・眉唾物/馬が合う・反りが合わない/駅伝・リレー/生い先・老い先/大岡越前・遠山の金さん/御座形・等閑/お墨付き・折り紙付き・極め付き/御曹司・公達

【か】海舟・鉄舟・泥舟/かがむ・しゃがむ/上手・下手/侃侃諤諤・喧喧囂囂/貴殿・愚殿/行幸・行啓/きりきり舞い・てんてこ舞い/きんぴら・ちんぴら/クエスチョンマーク・エクスクラメーションマーク/薬指・リングフィンガー/くわばら・くさめ/群集・群衆/原状・現状/高家・社家/御所・仙洞/小骨・子骨

【さ】石榴口・躙り口/薩摩守・煙管/三顧の礼・三枝の礼/しかと・確と/辞書・地図/舌先三寸・口耳四寸/したり顔・めだリ顔/鎬を削る・鍔迫り合い・切羽詰まる/相伴・伴食/ジョン・ジェーン/知らぬ顔の半兵衛・名なしの権兵衛/頭寒足熱・北枕/瀬戸際・土檀場/千両役者・大根役者/袖の下・鼻薬

【た】太鼓・大鼓/大夫・花魁/池魚の殃・側杖を食う/朝露・夕電/庭訓・朝廷/亭主関白・嬶天下/手を拱く・手薬煉を引く/天智天皇・天武天皇/東奔西走・南船北馬/富くじ・宝くじ

【な・は】奈良屋茂左衛門・紀伊国屋文左衛門/猫・杓子/花代・花道/バンカラ・ハイカラ/刎頸の交わり・管鮑の交わり・水魚の交わり/文明・文化/米国・英国/北条政子・日野富子/呆け・突っ込み

【ま・や・ら・わ】真っ赤な嘘・真っ白な嘘/マニア・オタク/虫唾が走る・虫の居所が悪い/紫・紫衛門/メーデー(May Day)・メーデー(mayday)八百長・谷町/薮医者・筍医者/楊貴妃・西施/用件・要件/夜目遠目笠の内・四目十目/老馬の智・蟻の習性/倭・中華/賄賂・金の轡を食ます

著者紹介

三宮 庄二(さんのみや しょうじ)
 1936年、大分県別府市生まれ。
 1994年、(株)京都修学社を設立し、代表取締役に就任。現在に至る。
主な著書に、小説『甦る魂』(京都永望社)、『話のついでに』『絶滅寸前!物の名前』共著(以上、京都修学社)、『衣のことば』共著、『食のことば』共著(以上、宮帯出版社)、『「和」の名前絵辞典』監修(PHP研究所)。訳書に、D・H・ロレンス『不死鳥(下)』共訳D・H・ロレンス『不死鳥(2)』共訳(以上、山口書店)がある。 

岩谷 千寿子(いわや ちずこ)
 1952年、東京都生まれ。
 京都聖母学院高等学校卒。門跡寺院「京都・岩倉実相院」責任役員。第十九代内閣総理大臣 原敬(はら たかし)の曽孫。

【実相院の紹介】http://http://www.jissoin.com/
 京都岩倉にある元天台宗寺門派の門跡寺院。現在は単立。本尊は不動明王。
 池泉回遊式庭園と枯山水の石庭の2つの庭園がある。
 その庭園の池には、カバーデザインにも登場するモリアオガエルが生息している。
 新緑・紅葉の頃は、滝の間の床板に外の木々が写り込む「床もみじ」「床みどり」と愛称のついた黒光りする床があり、「床もみじ」は好天時に、「床みどり」は曇天時に美しく写り、見所となっている。

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