[掲示伝道と法話の良材] 仏教俳句歳時記

価格(税込)
4,320

編著
青山社編集部(編)
体裁
A5判、上製本、360頁
ISBN
9784-88414-168-4
発行日
2014年11月
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本書について

 こんなにも、仏教とお寺の風景が人々の暮しの身近にあるとわかる四季折々のこころを伝える俳句伝道。
 道ゆく人の心の糧となる寺院必携の仏門句集。季語920余・例句5800余・やさしい俳句法話230余を掲載。
 俳句と仏教との関わりは、連歌師―宗祇法師の時代からたいへん深いものがあり、山寺も野寺も、木魚も鐘も俳句の好材とされ、四季折々の風光として詠まれてきました。
 俳句に親しむことにより、仏教とお寺の風景が私たちの身近にあることがわかります。
 本書は仏教と暮らしの「こころ」に触れる歳時記です。

本書の特色

●仏教のエッセンスが詰まった俳句の宝石箱
芭蕉、蕪村、一茶ほかの古典から現代の名句まで、俳句には、仏教と日本文化のエッセンスが詰まっています。
伝道句・寺報・法話などで仏教をやさしく説くには、俳句という〈ことばの遺産〉を活用するのが最も効果的です。

●掲示伝道や法話の引用に役立つ俳句を満載
そこで本書は、古今の名句から主に仏教・寺院・諸仏事を主題とした俳句を集め、季節別に分類して、四季折々の布教に使えるように編集。
時候・天文・地理・行事・生活・動物・植物と、広範囲な季題から選び、季語920余、例句5800余を収録しています。

●道ゆく人を励ます句と、ひとくち法話230話
例句は、仏教的な主題の句を中心として、生老病死、追善の句、心の糧となる句など、幅広く集めています。
また寺報や法話の話材に使える俳句鑑賞を230余話(1~2頁ごとに1話)収め、様々な活用ができます。

●便利な索引付き
巻末に仏教語・寺院・仏事に関連した用語索引を設け、検索の便を計る。
特定の仏菩薩・寺名・行事などを詠んだ句にはどんなものがあるか、調べることができます。

本書の内容

春から新年まで、季題を「時候・天文・地理・行事・生活・動物・地理」の順で分類。「行事」は仏教行事を中心に選んでいます。
  • 【春の部】立春から立夏の前日まで
  • 【夏の部】立夏から立秋の前日まで
  • 【秋の部】立秋から立冬の前日まで
  • 【冬の部】立秋から立冬の前日まで
  • 【新年の部】正月に関わる季題

  • 〈たとえばこのような名句を掲載〉
    【仏教行事】
  • 院々の梅ほころびぬ大般若 九湖
  • 山寺の扉に雲あそぶ彼岸かな 飯田蛇笏
  • 大門を燕入り来る開山忌 塩川雄三
  • 沙羅の花真白に得度受戒の日 平田節子
  • 走り出て幼なもかがむ門火かな 森川暁水

  • 【仏さまの世界】
  • みほとけの奈良に目覚めて立春や 大野林火
  • はるかぜや天衣ながるる観世音  赤松子
  • 結願の地蔵洗ひや春寒し 素泉

  • 【寺の風景】
  • 花冷の高野一千人の僧 上野好子
  • 雪の音警策の音永平寺 阿波野青畝
  • 落葉焚いて春立つ庭や知恩院 高浜虚子
  • 冬山や身延と聞いて駕籠に覚む 前田普羅

  • 【追善】
  • 父の忌の春星遠く語るらく 中島斌雄
  • 母の忌や田を深く鋤き帰り来し 津田清子
  • 墓石みな日を浴びてゐる二月かな 加藤覚範