[法話資料集] 仏さまの功徳を説くお話

価格(税込)
3,888

編著
下泉 全暁(著)
体裁
四六判、上製本、270頁
ISBN
978-4-88414-160-8
発行日
2014年6月
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本書について

 読むと、人に話したくなる……ありがたい仏さまの功徳を説いた70篇以上の説話・霊験譚を収載。
 法事や法要・スピーチなど、ちょっとした法話の際に参考となるネタ本です。檀信徒によりわかりやすく、仏さまのありがたさや功徳を説く教化布教に最適の一書です。また寺報やコラムの連載にも活用できます。

はじめに

 地蔵・観音・不動・薬師、その他の多くの仏さまが、古くから日本全国で信仰を集めてきた。地名を冠した○○観音・○○山不動とか、子育て観音・身代わり地蔵・厄除け不動など、功徳を前面に表した名前の寺々も数多い。
 その背景には、一般の人々にとって、仏教の教えそのものに対する関心というよりも、もっと具体的な、個別の功徳がより身近で、病気などに苦しむ人々の光明であったことは明らかであろう。
 あの村里の観音さまのおかげで眼が開いた、峰の薬師如来に祈願して病が治った、子供を授かったなど、生き生きとした霊験譚が、『今昔物語集』『日本霊異記』『沙石集』『宇治拾遺物語』など、古代から中世にかけての説話集に数多く残されている。また江戸時代には、地蔵菩薩の功徳を示した『地蔵菩薩応験新記』や、薬師如来の霊験を集めた『瑞応塵露集』などの説話集もある。
 もちろん、右にあげた諸本におさめられたものはごく一部であり、各地の寺院はそれぞれに伝説や霊験譚を持っている。
 本書に収録したものはもとより、諸尊説話の中には、現代から見れば荒唐無稽な話が多いことは事実であろう。しかし、それぞれの説話は、仏さまの誓願や功徳を巧みなたとえで表している。
 本書では、地蔵・観音・不動・薬師などの霊験譚を、先にあげた諸本などから抜粋し、主旨は変えない範囲で言葉を補い再構成した。したがって必ずしも原文の訳ではないことをおことわりしておく。また、以前に上梓した拙著より、各尊の霊験譚を重ねて掲載した。
 コラムとして、各尊の霊験の基本となっている経典の言葉を紹介しておいた。
 法話や文書伝道などの場面で、本書の説話を参考にしていただければありがたい。

本書の内容

地蔵菩薩
【コラム】地蔵菩薩を礼拝する功徳
生身の地蔵菩薩に出会う/六地蔵の救い/地蔵菩薩を造り救われる/子どもが地蔵菩薩の姿に/縄目の地蔵/地蔵流しの功徳/地蔵講のはじまり/矢負い地蔵と火伏せ地蔵/勝軍地蔵が弾丸を防ぐ/生木地蔵/地蔵菩薩の開眼を忘れて/命を助けた小僧/火事を知らせたお地蔵さま/絹物で母を救う/火除けのお地蔵さま/地獄を免れるお経/お地蔵さまの宝号を誦える功徳

観世音菩薩
【コラム】観世音菩薩を礼拝する功徳
観音菩薩を念じ命が助かる/日摩尼に祈り眼が見えるように/中国の千手観音の由来/ごちそうで娘を助ける/陀羅尼の功徳/海を渡る中津峰観音/捕虜の難を逃れる/錦小路の由来/聖人の本当の顔は/「妙」の一字/蟹の恩返し/壺坂霊験記/箸筒を持つ観音さま/即ち浅き処を得る/梯子から落ちても救われる/観音さまに白羽の矢/亀と観音さま/空鉢仙人

不動明王
【コラム】不動明王を礼拝する功徳
不動明王となり鬼難を免れる/眼病が癒やされ、不動明王の眼に/清浄華院身代わり不動/慈覚大師不動明王に助けられる/不動真言でよみがえる/不動の童子が閻魔法王を叱る/足を捧げる不動の童子/那智の滝に打たれる文覚上人/不動明王より大刀を授かる/身中に仏さまの像が/異変を知らせる不動明王/二宮尊徳の不動信仰/大技を夢で告げる不動明王/我が家の火事を見て喜ぶ/市川家のにらみ/金色の不動明王/天狗の憑きもの/相応和尚の霊験

薬師如来
【コラム】薬師如来を礼拝する功徳
如来の胸にわき出す薬/真如堂の石薬師/眼病を治した石薬師/インドから来た薬師如来/法界寺の乳薬師/足を打つ神将/如来に教わるお灸のツボ/海上寺の乳花薬師/毒の難を告げる如来/子育て薬師/蛸になった薬師如来/母の眼を開いた一畑薬師/牛頭天王と薬師如来/大興寺の薬師如来/瑠璃殿の薬師如来/薬師如来が教えた妙薬/鳳来寺の薬師如来/東明寺の薬師如来

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