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[増補改訂版] 諸尊通用 略護摩次第 〔中院・三憲〕

価格(税込)
9,680

編著
学稟会(編)
体裁
高級折本、緞子装本、160頁
ISBN
9784-88414-220-9
発行日
2001年04月

本書について

略供養法に一段尽護摩法を配した基本次第に諸尊印明を入句する通用略護摩次第。
信徒の前での行法に至便です。

本次第の特長

◆伝来の「小護摩法」と「尽一段護摩法」を併せて勘案し、信徒の前での修法に最適な諸尊通用の略護摩次第を編纂。
◆自坊本尊や祈願の別に応じた護摩修法を期して巻末に印図入り九尊の印明集掲載。
◆次第書両面に中院流と三宝院流を掲載した至便の書。

本次第の構成

■中院流略護摩次第
■三宝院流略護摩次第
■二流通用諸尊印明集
《解説》*次第の組立て・略作法の意義・各作法の注意点等

『諸尊通用護摩次第』について(解説より)

 護摩修法といえば、如法にはもちろん五段護摩を修すべきであるが、時間的な制約の面から施主の前では本尊段のみを修したり、あるいは入護摩のみを修したりと、いろいろな工夫が必要になってくることも事実である。 
 本次第は、播磨金蔵寺の故東野学明大僧正より伝授された「小護摩法」を基にして組み立てたもので、東野大僧正からは西院流の尽一段護摩も併せて授かったが、受者の未熟の為か、火天段のみの修法と本尊との一致がなかなか思うようにいかないきらいがあったので、自坊にて「小護摩法」の修法を重ね、また学稟会会員各位の意見も参考にしながら、私的に構成したのがこの次第である。
 編集の意図としては、初学の行者でも供養法も含めて約一時間程度で修法できるように組み立ててみた。添護摩木の量にもよるが、慣れれば三十分から四十分位で修法できるのではないかと思う。
 次に已達の方のためには、各自に納得のいく私次第を編纂していただくための踏台となるようにと考え、特に供養法の次第構成では東野大僧正の伝に改訂を加えて修しやすくしたつもりである。加えて読者の便に配慮して中院流仕立てのものと三宝院流仕立てのものとを両面に掲載した。
 護摩修法は、信者方にも喜んでいただける最も密教らしい修法である。この拙い私次第が、初学の方はもちろん、すでに様々な研鑚工夫を重ねておられる已達の行者の参考にもなれば、このうえない喜びである。ぜひご活用いただきたい。

略護摩次第編纂の要項

◎本次第は、本尊の心蓮に火天・部首・諸尊・世天を勧請して一座の護摩を修法する諸尊通用次第であり、そのため次第巻末に諸尊の本尊印明を掲載した。
◎護摩法には三種・四種・五種等の法があるが、本次第は本尊の別を問わず全て「息災法」で修すべく編集した。その理由は、古来「息災は各法に通ず」と言い、「息災法」は護摩法の基本であり、その利益は各法の全てを兼ねるとされてきたからである。
◎また各法にはそれぞれに応じた相応句、火天や本尊の身色、加持物の色と観想…等々が定められているので、本次第には相応句は息災句の「センジキャソワカ」、加持物の観想は息災法の観文を掲載した。