禅林香語 脚句集

価格(税込)
4,644

編著
青山社編集部(編)
体裁
B6判・上製・総424頁
ISBN
9784-88414-096-0
発行日
2009年4月
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本書について

 法要に応じた内容の脚句がすぐに探せ、語注・大意で意味がよく分かる。導師を務める宗侶方必携の禅林句集。

 禅林諸法要で導師が拈香して唱える法語(香語)は、頌と腹と脚(前後に一字関)で成り立っています。本書はその内、脚句(落句ともいう)として使える名句1500余句を古今の法語録等から精選し、法要別に分類した、画期的な脚句集です。

本書の特色

各種法要に応じた内容の脚句がすぐに探せる
 脚句は頌と韻を合わせるのが決まりなので、構成は韻別(上平声一東~下平声十四塩)とし、さらに法要に応じた内容の句をすぐに探せるよう、同韻の句を法要別に分類した。
これにより、法要の区別なく使えるもの(通用)と、法要の主旨に適した脚句を、随意に選ぶことができる。

すべての句に語注や大意を付し、意味がよく分かる
 一句ごと、語注または大意を付して、理解の便を計った。読みやすい総ルビ付き。

平易な意味の法語も多く収録
 古典的な禅林名句から近現代の作例まで出典は幅広く、また平易で使いやすい落句も数多く集録した。

法要別漫句を収載
 付録として、脚句の前の漫句(法要別)の文例を収める。
「恭しく以れば此の一片の香、大炉鞴に爇き、某老和尚に供養し、以て大寂定中の閑夢を驚動す。真慈応現、生前に一如たるを要す……」(先住忌)など、模範文例を多数収録。

検索に便利な全文訓み下し索引
 巻末には、分類別訓み下しの索引(頭字の五十音順)を掲載し、検索の便をはかる。

本書の内容

通用/仏誕会/仏成道会/仏涅槃会/達磨忌/両祖忌/開山忌/先住忌等/在家年回/出家秉炬/在家秉炬/大般若会/羅漢供養/施食会・追弔会等/点眼安座/慶賀(上棟式/諸堂落慶/賀晋山結制/賀首座/歳旦/賀長寿 他)/その他(授戒会/梅花奉詠/撥遣供養/退董式 他)

【次のような臨時行持の句も収録】
賀首座/賀晋山結制/退董式/歳旦/立春祝忌/上棟式/落慶法要/入仏供養/築鎮守壇/賀長寿/祝家門隆盛/祝銀婚式/授戒会/梅花流奉詠大会/本山焼香師/祈雨/節分祈祷/除夜/祖跡参拝/眼蔵会/歎仏会/送別/撥遣供養/草木精霊供養塔開眼/寺族秉炬

もっとも簡単な香語の作り方

 拈香法語の内、特に他寺院の僧を拝請せずに、住持みずから導師となっておこなう拈香仏事を「小拈香」といい、それには次の二通りの種類があるとされています。
  1.頌の次に、「山門此の日……」と法要の主旨を述べる腹を唱え、次に一字関、次に脚句で結ぶ。
  2.頌を省略して、「山門此の日……」からはじめ、一字関、脚句で結ぶ。

 よって、もっとも簡便な香語は、②の形式で、この文型は次のようになります。(一例)

山門、(毎歳)此の日、道場を荘厳し、
恭しく[○○○○(供養するもの)]を備え、
[法要の内容(転読大般若会、盂蘭盆大施食会等)]を厳修す
集むる所の功徳は、[○○諸霊位等    ]に回向(供養)す
[専ら祈る、○○(施主等)○○○○(願意)ならんことを]
正与麼の時、供に応ずる底(祈願利益を蒙る底)の消息、
如何が○○(言詮に渉らん、指陳せん、挙揚せん等。脚句と韻を揃えるのがよい)
  咦、露、喝など(又は少し間をおいて)
 脚句(祖師・先徳の偈の転結の句を用いる)

 この形式によれば、脚句を引用するだけでよいので、もっとも簡便に作ることができます。

※本書では、法要の内容に適した脚句を豊富に収録し、意味がよくわかります。