心が伝わる引導法語集

価格(税込)
5,616

編著
竹内俊英(著)
体裁
A5判・上製・函入・320頁
ISBN
9784-88414-145-5
発行日
2012年3月
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本書について

真情のこもった法語だからこそ、 心が伝わり、仏道成就の励ましとなる 聞いてわかる和文の引導法語集。

本書の特色

今日の葬儀にふさわしい引導法語
 著者は、檀信徒の葬儀において、引導のあり方に苦心を重ね、何よりも「心」が伝わることが大事と考え、従来の難しい漢詩の形式にとらわれない、口語や和文を用いた法語を実践してきた。
本書は、著者が一篇ごと心を込めて作った引導法語から、135篇を選んで刊行するもので、遺族・会葬者も聞いて理解でき、感銘を与える。また各種法要の法語も収めた。

文語体と口語体の二つの形式を収録
 文語調の和文と、さらに親しみやすい口語文の引導と、二つの形式を収録。導師の意向により自由に選ぶことができる。
「死は、他の所へ去ることではない」という宗意安心を、やさしく教え、遺族縁者の祈りを成仏の縁とする、心に響く法語集。

季節・年齢・戒名等に応じた法語
 季節により選べる法語と、故人の年齢に応じた法語に分類。季節や故人の行歴を問わず、通用に使えるものも多数収録。
見出しの下に、故人の晩年・戒名・主題等を注記し、また脚注に出典となる文を示して、理解の便を計る。
「戒名を縁語とした索引」を付し、戒名に応じた句が探せる。

本書の内容

【口語文 引導の部】22篇

【季節の部(文語体)】53篇
    一月~十二月

【年代別の部(文語体)】60篇
    二十代~九十代/百歳/童子・孩女

【諸法要の部】32篇
    降誕会/涅槃会/両祖忌/大般若会/彼岸会/施食会/寺族忌 他

本書「序」より

 私は、二十数年にわたり、檀信徒の葬儀をつとめ、引導のありようについて試行錯誤を繰り返してきました。
「法語は漢詩でつくるものであり、整えられた様式美のなかにこそ仏祖の深遠な真意を込めることができる」と諸老師からお教えいただきました。しかしながら、ここに漢詩によらない引導法語をまとめることとなりました。
 漢詩の形式によらないのは、引導するその方に向けて、思ったことをそのまま伝えたいためです。(中略)
 引導は、僧侶の立場から一方的に提示する法語ではなく、相手の方にわかるように、そして心が伝わる言葉を選ぶことが大切であると思います。(中略)
 「葬式仏教」と揶揄され、形骸化しているといわれることもある仏事法要ですが、誰に伝えたいのかに気づき、形式に中身を込めて伝える努力があれば、漢詩であろうと口語であろうと、間違いなく仏教の実践であるはずです。
 諸老師より叱責を頂戴することとなりますが、これからも心を伝えるために口語や和文をつかって法語にしていきたいと思います。

著者紹介

【竹内俊英】
昭和36年生、曹洞宗 圓成山満寺(愛知県)住職