話言葉の引導法語集

価格(税込)
4,644

編著
竹内 俊英(著)
体裁
A5変型、上製、296頁
ISBN
978-4-88414-189-9
発行日
2017年04月

本書について

故人が安らかに仏の国土におもむき、会葬者も共に仏法の信を起こすよう聞いてわかる話言葉で作られた……これからの葬儀のための引導法語集。

本書の特色

故人の心耳に語りかける……真情あふれる法語
漢詩の形式によらない法語を上梓して、好評を博した『心が伝わる引導法語集』─本書は著者が、それ以後の近年に作成した法語を集録した。すべて口語文(話言葉)による法語で、一章ごと、懇々と故人に話しかけるように引導した百三十余章。

新たに始まる仏と成る道を進む人への励まし
死は誰にも避けられない一大事であるとともに、死をもって終わりではなく、また遺族の祈りが成仏への励ましとなると説く─人と人の縁を、さらに仏縁に深めていく大切さを説く。

季節・年代・戒名等に応じ、法話にも役立つ内容
「月別の部」と「年代別の部」の二部構成。法語の主題や、出典となる仏祖の言葉を注記。これからの葬儀のための作例として斬新な口語文の法語。併せて通夜・初七日等の法話説教にも役立つ内容。

本書の内容

[月別の部]一月~十二月……五十二章
[年代別の部]三十代~九十代・百才……八十章
[諸法要の部]大般若会/春彼岸会/盂蘭盆会/秋彼岸会/東日本大震災追悼法要……二十章

著者のことば (「あとがき」より)

 漢詩、漢文によらない引導法語について、御寺院方からは「これでは弔辞と同じだ」との意見をよくききます。わかり易い言葉を使うことには違和感がある。檀信徒への「迎合だ」ともいわれます。
 しかし私は、師匠にいわれた「施主のためを思ってせよ」とのことばから、聞いてわかる法語を作る努力をはじめ、私なりの最善が「話し言葉の法語」となりました。
 弔辞と法語の違いは、漢文と話し言葉という形式の違いではなく、その中に仏教があるか無いか、ではないでしょうか。(中略)
 供養を受ける相手の安心と供養を望む施主の満足、その両方のため行われる法要です。だから思うのです。形式が行われるのではなく「仏教」が行われなければならないと。仏教は、仏の教えであり仏になる教えであり、仏を行う教えです。(中略)
 法要の全体は、受け伝えられた法式作法に従い厳修しつつ、導師に任された法語だけは、聞いてわかる話し言葉を使うことで、参列者にも故人にも、身体だけでなく心も参加していただける法要になると思います。