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最勝王経法<私記>/付―金光明最勝王経 抄出

価格(税込)
9,504

編著
北野 宥範(編)
体裁1
折本(145×105ミリ)
体裁2
緞子装本、124頁(両面刷)
ISBN
978-88414-195-0
発行日
2017年11月

本書について

 法華経・仁王経と共に護国三部経の一つとして重用され、高祖大師から諸佛の秘寶と讃えられた大乗仏典『金光明最勝王経』供養法を刊行。最勝王経の読誦に最適。

本次第の特長

  • 経典に説かれた秘密経理を如実に顕彰すべく表白・道場観・本尊加持・散念誦等に工夫を凝らした十八道立次第。
  • 行者法力増上・仏法興隆はもちろん『天変地異相継ぐ』世情に鑑み、「鎮國利民」の為の行法としてぜひご活用ください。
  • 裏面に『金光明最勝王経』収録。【金光明最勝王経(抄)―金勝陀羅尼品第八、無染著陀羅尼品第十三、如意寶珠品第十四】
  • 大師の「最勝王経開題」が説く密教的意義

    『大師の最勝王経解釈の意味するもの』
     『金光明最勝王経』は護國三部経の一として名高いが、大師の末徒たる我々はこの経の持つもう一つの真義にも意を用いなければならない。すなわち大師はこの経を密教的に解釈した『最勝王経開題』の中で深奥にして高遠な秘説を示されたのである。すなわち
     【『金光明最勝王経』は佛の境地の室に宿る四佛を顕し示し、自らの心のすみかに宿る佛の三身を現し出して、多くの人々を悟りへと導く。すなわちこの経典は諸佛の秘寶であり、諸々の経典のうちの秘密の教えなのである。】── と。またこの経の功徳とその用(はたら)きについても次のように高らかに讃えられた。
     【善男子・善女人がもしこの経の示す理(ことわり)のとおりに思いを致せば、すべての禍(わざわい)で消えないものとてなく、人の願う幸福で満たされないものとてない。『金光明最勝王経』の中に登場する吉祥天・辯才天は人に能くその幸福の徳と智慧とを与え、同じく四天王をはじめとする諸天善神はよく人の災難を取り除く。この経典は「金勝如意」の名をこれによって得たのである。また「満願了知」という呼びかたもここから出てきたのである。】(『弘法大師全集』〈筑摩書房〉金岡秀友氏の訳を要約)
     筆者が『最勝王経法』を編纂したのは、大師が示された如き、行者を悟りへと至らしめる深秘の力と、先に挙げた鎮國利民としての最勝の功徳を併せ持つこの経を讃歎供養する行法を、是非とも公刊しておきたいと考えたからである。 
     最後に先の『仁王経法』『法華法』と併せて護國三部経全ての行法次第を編纂し終えて、真に感慨一入(ひとしお)なものがあることを記(しる)しておきたい。(筆者「後記」より)

    金光明最勝王経の経題について

     高祖大師は『金光明最勝王経』の経題についても大師らしい深秘なる解釈を示されているので、この場を借りて紹介しておきたい。
    【この経典の題名はそのまま佛の三身の秘密の別名である。「金」とは法身、「光」とは応身、次の「明」は化身のことで、つまり「金光明」とは佛法僧の三寶を表しているのである。
     この経題の二つめの意味は金剛界五佛の秘称を示し、金剛界五部の寶号をも顕わす。すなわち「金」は金剛部のことで、「光明」は寶部を指す。また「最」とは蓮花部のことであり、「勝」は羯磨部、最後の「王」は佛部である。王である大日如来の気高い徳は自由で至らないものとてなく、五部の中で特別に尊いのは言うまでもない。
     この経題はまた五部即ち五佛を表す。それは経に説かれるように東方阿閦佛、南方寶相佛、西方無量壽佛、北方天鼓雷音佛、そして釈迦牟尼佛とである。】(『弘法大師全集』〈筑摩書房〉金岡秀友氏の訳を要約)

    伝授会のお知らせ

    下記の日程で伝授会が開莚されます。
    12月13日(水):奈良・東大寺
    ◉主催/学稟会
    ◉大阿/北野宥範 僧正
    ◉受者資格/伝法灌頂入壇者
    ※詳しい案内状をご希望の方は青山社(担当:三宅)までお申付け下さい。

    【金光明最勝王経曼荼羅】
     学稟会では、伝授会開筵にあたり『金光明最勝王経』曼荼羅を製作いたしました。構図は道場観に説かれる如く法身駄都如意寶塔の前に教主釋迦善逝が坐して、四方四智の如来に金光明最勝王経を説き玉い、さらに寶塔を護持すべく観音・梵天・帝釋・地天・龍王・吉祥天・辯才天・四大天王が囲繞する會場(えじょう)の様子を描いたものとなっております。
     伝授会では、この曼荼羅を掲げて道場荘厳にすると共に、希望者には廉価で頒布いたします。