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薬師法〈三憲・中院〉私記

価格(税込)
9,504

編著
北野 宥範(編)
体裁1
折本
体裁2
緞子装本、173頁(両面刷)
発行日
2018年2月

本書について

本尊として祀られることの多い薬師如来の三憲・中院供養法を、修法しやすい新編集で刊行!
是非座右にお備えください。

本書の特徴

  • 従来刊行の『薬師法』を日々の修法に適した内容に改訂。
  • 聖教を底本にしつつ先師の口伝をも参考に編集した三宝院流・中院流の薬師如来念誦法を折本の両面に掲載しました。
  • 印図や観想文を丁寧に掲載。
  • 檀信徒の加持祈禱や旅先での行法に至便な略念誦法を併載。
  • 薬師念誦法の編集に当って(解説より抜粋)

     真言行者の末資として現代における真言密教の興隆を願わない者はいないはずだが、そのために大切なのは行者の実修実證であることは誰もが感じていることだろう。高祖大師以来脈々と伝法されてきた事相教相に則り、実際の行法を通じて本尊との入我我入・感応道交の法悦三昧に入ることは、真言行者たるべき必須の要件であり、そこからすべてが始まると言っても過言ではない。行者自身の密教への熱い思いや信徒への施徳・布教という課題は、一座行法によって身心の深奥で体験される不可思議なる境地を経ることによって、ますます堅固な確信、いよいよ篤実な活動となって華開くのである。
     そういう意味で昨今、各流の一流伝授や教相の講伝が盛んに開筵されていることは慶ばしい限りであり、我々末資としては先徳先師の研鑽と学識の粋を受法することに心して意を傾けねばならない。但し、そこに一抹の不安がないわけではない。受者の側に伝授を受けることのみが目的化されているような傾向が見られるからである。授かった法は、受者自身がそれを実修して工夫を重ね、その中で感得したものを加えながら次代に伝えていかねばならない。
     伝授を成満するとは、そういう実修による感得を義務づけられていると言ってもよいし、少なく見積っても不断の修法を通じてのみ得られる法悦を行者としての成長や信徒への利他行の糧としなければならないのである。本書が密教事相への門戸を開き、勝れた資質と熱き求法の念を有する真言行者の意欲を発揚させる呼び水ともなれば、法幸これに過ぎるものはない。

    薬師瑠璃光如来について

    梵名をバイシャジヤグル(薬師)・ヴァイドゥーリヤプラバー(瑠璃光)と云い薬師青玉(瑠璃)光王の義。瑠璃光とは東方浄瑠璃世界の主なるに由り、衆生の煩悩の病を治するが故に医王尊とも云う。
    又生死の病を除くが故に薬師と云い、三有の闇を照すが故に瑠璃光と云うとの解釈あり。
    この尊に十二の本願あって薬師本願経・灌頂経十二等に説く所では相好具足・光明照被・所求満足・安立大乗・持戒清浄・諸根完具・除病安楽・転女成男・去邪趣正・息災離苦・飢渴飽満・荘具豊満の十二なり。
    諸儀軌及び陀羅尼集経二に薬師如来の根本印を、二頭以下の八指を内に叉え二大指を以て来去すと説く。左の四指は衆生の四大にて右四指は佛界の四大を表し、佛界の四大を以て衆生界の四大を調和して薬壺となし、二空(大指)を以て衆生の病を召入する義。故にこの印を薬壺印と名付け、或いは法界定印に薬壺を観ず。
    (密教大辞典より)

    伝授会のお知らせ

    下記の日程で伝授会が開莚されます。
    4月4日(水):奈良・久米寺
    ◉主催/学稟会
    ◉大阿/北野宥範 僧正
    ◉受者資格/伝法灌頂入壇者
    ※詳しい案内状をご希望の方は青山社(担当:三宅)までお申付け下さい。