NEW 近 刊

真言宗名著集成① 印融法印真言句義鈔

価格(税込)
5,184
編著
稲谷祐宣(編・訳)
体裁
A5変形判、並製、332頁
発行日
2018年4月

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本書について

戦国の世に武州久保県(現在の横浜市)に生れ、関東を中心に目覚ましい活動を展開した傑僧印融法印の古典的名著三冊を合本にして廉価版にて再刊!

本書の内容

諸尊真言句義鈔
佛部・蓮華部・金剛部の帰命句を始め諸佛部・佛頂部・諸経部・諸観音部・諸文殊部・諸菩薩部・諸明王部・諸天等部120余尊の真言を梵字・カタカナ・漢字で表記して
一々の句義を併載した真言行者必携の書。
金剛界句義私鈔
胎蔵界句義私鈔
元杲の金胎広次第(伝授所用・金胎念誦私記)に対応して金胎諸尊真言を詳しく表記した稀代の名著。曼荼羅理解にも欠かせぬ良書。

印融法印の名著再刊を祝して―稲谷祐慈

 印融法印は永享七年(1435)、今の横浜市に生まれ、応仁の乱の頃に壮年期を過ごし、永正十六年(1519)寿八十数余で遷化した中世末期を代表する偉大な阿遮梨である。師は二十代の青年期に三会寺賢継につき三宝院流を稟け極め、文明十二年には高野山大乗院の円印より、同十三年には宝生寺覚日より西院流をも相承している事相の一代である。三十代には授法を始め、諸聖教の書写にも取り組んでいる。四十代頃より執筆の記録が残っており、前半は三宝院流の聖教の口決、後半は悉曇関係のものが目立つ。壮年には高野山に登り、無量光院に於て道範に代表される無量寿院本有法門の学幢を翻し「古筆拾集」をものした。晩年は関東で著述と弟子の指導を専らとし、教学の大成として『杣保隠遁鈔』などを著した。密教大辞典などを見ても師の著作は膨大であり、我々末資のいただく法恩ははかりしれないものがある。
 『諸尊真言句義鈔』は永正五年に成立し、引用する口決師伝等はおもに頼瑜・教舜などの醍醐のものであるが、経軌等は大日経疏のみならず「義釈」「演密鈔」など台密に用いられるものの引用も少なくなく、外出時には牛に乗り鞍に文卓をつけて読書したとの師の姿が彷彿される。また『金剛界句義私鈔』『胎蔵界句義私鈔』は明応元年に成ったもので、三宝院流に用いる元杲作の金胎念誦私記に基づいた貴重な労作である。
 この度、先師祐宣の編・訳による上記三部が装いも新たに廉価版で再刊されることは非常に喜ばしく、版元の請に応じて推薦の筆を執ったしだいである。また今後も「真言宗名著集成」と銘打って普及すべ稀覯の著が続刊されると聞いており、協力を惜しまない所存である。

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