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大威徳明王法〈三憲・私記〉

価格(税込)
9,680

編著
北野 宥範(編)
体裁1
折本
体裁2
緞子装本、158頁(両面刷)
発行日
2019年11月

※この商品は11月中旬頃の発送になります。

本書について

降閻魔尊として降伏の威徳熾盛なる大威徳明王法に調伏護摩を付した次第書。

本次第の特長

聖教に基づきながら師伝を加え、修法の便に留意して新たに編んだ十八道立の 聖焰曼徳迦供養法次第。
調伏尊としての功力を如実に現成する大威徳調伏護摩を如法五段にて編纂。

大威徳明王について

【大威徳明王の尊名】
「大威徳」の名は言うまでもなく五大明王の一として並び称される尊名であるが、その梵名である「焔曼徳迦」とは〈閻魔を摧破する者〉という意味であるために、これを漢訳して「降閻魔尊(閻魔を降伏する尊)」と称える。これは『阿毘遮嚕迦儀軌品』に「能く閻魔の命を断つ」と解かれるところに拠り、またこの尊を「解衆生縛尊(衆生の縛を解く尊)」とも呼ぶのは、「閻魔」が「縛」とも訳されることからきている。「閻魔」の訳としては他にも「殺・遮止」等があり、いずれも衆生の本覚を妨げる意があるために、焔曼徳迦を「悉地成就を障礙する者を調伏する大威怒王」とも讃えるのである。ここでの「威怒王」とはもちろん威徳の熾盛なる忿怒明王に通用する名である。
 ちなみに大威徳明王という通称はこの尊の密号を「大威徳金剛」とするためであり、あるいはまた六足尊とも称するのは『大妙金剛経』に「妙吉祥菩薩は六臂六頭六足の金剛明王として現ず」と説かれた尊形に由来する。これについて『攝無碍経』には、六足尊は無量壽佛の忿怒形であり、その自性輪は文殊師利菩薩であると説く。大威徳明王法の表白に『六頭六面の形を現じて六弊を転捨し、六度を満足することを表し、六臂六足の相を示して六趣を浄除し、六通を獲得することを顕す。』とあるのはこれらの経文に拠っている。なお大威徳を文殊の化身とする説は、『焔曼徳迦立成神験法』や『大乗方広曼殊室利大威徳儀軌品』『仁王道場軌』等にも説かれている。

【大調伏尊の由来】
 大威徳明王が調伏尊として名高いのは種々の経文にこの尊の調伏の大用が説かれていることに由る。
まず『大威徳儀軌品』には「一切の難調悖逆の偽王を制伏する為に、菩薩善巧は不思議法を以て三寶を利益せざる者の治罰調伏を満足す。不思議法を以て悪趣を離れることを成熟する為に、焔曼徳迦忿怒王を持誦して悉く決定成就す」と説き、『八大童子法』には「龍魔諸怨敵を降伏す」とあり、その他『立成神験法』や『阿毘遮嚕迦儀軌品』等にもこうした調伏法が説かれているのである。
 但しこの場合の「治罰調伏」とは、上述した如く「衆生の悉地成就を障礙する者」即ち〈煩悩〉や〈無明〉を遮止することを指すのであり、それ故に表白文には、『慈悲深重の心に住して地前の凡夫を度し地上の聖者を教う。外には忿怒極悪の質を彰して世間の怨敵を降し、出世の魔軍を伏す。悪夢物怪の災難を消盡すること唯此の大聖の悲願なり。呪咀嫉妬の悪念を摧破すること、亦此の明王の誓心なり。』とあるのである。 (密教大辞典参照)

伝授会のお知らせ

学稟会主催の伝授会を下記の二道場にて開莚いたします。

 ◆主催/学稟会
 ◆支具料/いずれも15,000円
         10:00~15:30頃

◆12月10日(火)◆道場/明石寺
        福岡市糟屋郡篠栗町

◆12月13日(金)◆道場/東大寺
          (金鐘小ホール)

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