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今月の仏教俳句歳時記

辻堂に死せる人あり麦の秋   蕪 村

 ある村で「今朝、辻堂に行き倒れで死んでいた男がいたそうだ」と、普段は忙しく畑仕事をしている村人が、しばらく麦刈りする手を休めて、しきりにその話をしている。辻堂は、四つ辻や道ばたにある小さな仏堂のこと。「秋」は実りの秋を意味し、麦は初夏に熟するので「麦の秋」という。
 村人が誰かよそ者の死を話題にしている、その様子を観察して句にしたものでしょう。冷徹な表現だけに、却って死が人々にもたらす動揺が伝わってきます。二三日もすれば忘れ去られる事だとしても。
 人の死を話題にするとき、たとえ身近な人でなくても、私たちは同情や心の痛みを禁じ得ません。それは、心のどこかに小さな空隙ができたような感じを持つためではないでしょうか。また、死は決して他人事ではない、と知るからです。
  
     

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