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一法界ソリヤ法

定価(税込)
13,200

編著
山路 天酬(編)
次第
折本・緞子装本・90頁(両面刷)
別冊解説
A5版・100頁
発行日
2021年6月

※この商品は6月20日以降の発送になります。

本書について

恵果和尚が不空三蔵のために修し高祖大師が恵果和尚のために修した先師葬儀・報恩供養法の決定版!
懇切丁寧な「修法解説」に先師葬儀の実際と要項を詳細に記録した「先師葬儀便覧」を併載しました。

※講習会のお知らせ
2021年9月7日㈫ 東大寺金鐘大ホールにて講習会を開催いたします。
ご希望の方は青山社内三宅までご連絡下さい。

本書の特色

【本書の用法】
*先師葬儀の導師次第*高祖・諸大徳・敬慕する先徳への報恩供養法*悉地成就のための自行用理趣法。…等々に最適!
【修法解説】
一法界ソリヤ法(理趣法)の秘法としての由縁を説き、修法の細部を丁寧に解説。
【先師葬儀便覧】
その場に臨んで慌てないための必要事項を広範囲にわたり詳細に記述。
▶師僧用意の事○遺影○戒名○略歴・受法歴・役職歴○法衣・袈裟・念珠…等
▶葬主意得の事○危篤○臨終○末期の水○清拭・着替え○死化粧○死亡診断書○退院手続○遺体搬送○枕飾り○枕経○納棺○葬儀準備○本山への届出○結集寺院・檀信徒への案内状○新聞広告○不祝儀○葬儀委員会○配役○各役職の衣帯○葬儀祭壇○披露株○諷誦文・弔辞
▶書式○先師位牌○先師塔婆○高札…等

本書編集の意図(編者)

 題して『一法界(いっぽかい)ソリヤ法』という。真言宗先師葬儀并びに報恩供養法としてこれに過ぎるものはない。
 西院流『八結』によれば、「青龍寺恵果和尚、数口の僧侶を請じて五日の間秘法を修して滅罪を祈る。夢中に不空三蔵来りて真言の中の肝心、我この法をもって心となすと示さる」とあり、貞願寺真雅僧正御記『五日三時 』には、弘仁十三年十二月十一日より十五日に至るまで、神護寺において大師が恵果和尚への報恩供養のため、五日三時に亘りこの法を修されたとある。
 すなわち、真言宗僧侶はこの相伝の例に倣って先師葬儀や報恩供養を心して勤めるべきである。今日宗内の先師葬儀において或いは導師が引導作法(二巻書)を修し、或いは大日法や不動法を修し、或いは諷誦文(嘆徳文)と読経師ばかりを勤める現状は如何であろうか。またこの法が「理趣経法」として伝授されるときにも、『一法界ソリヤ法』『五日三時法』の別称についてその典拠や深義について不問に付されているのではないか。次第書に関しても、適切な和訳や印図を挿入した刊本も少なく、指南の解説書も見当たらない。
 私儀いま浅学菲才を省みず、本書を中院・三憲の両法にて刊行するは切に上記種々の理由に依ったものであり、加うるに古稀を前に師僧への懇ろな報恩供養法を修せねば、との思いに促されているからでもある。
 これまで多くの大徳阿闍梨に面授を賜り、受法の栄に浴したが、その成果が『真言宗先師葬儀并報恩供養法』の提唱としてお役に立てるなら、法幸これに過ぎるものはない。

『一法界ソリヤ法』とは

『一法界ソリヤ法』は本来は「理趣法」であり「理趣経法」ではない。この両者の関係については別冊「修法解説」に詳しく述べたが、ここでその違いに簡単に触れると、『理趣経法』が理趣会曼荼羅の金剛薩埵等を本尊として理趣経を讃歎供養する行法であるのに対して、「理趣法」即ち『一法界ソリヤ法』は、能説曼荼羅の大日を金剛智界と胎蔵理界の法性不二の大日と見、そこに如意宝珠三昧を合行して法味を成就するための次第書である。これを真言宗の秘法とする由縁もまたそこにある。